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勝訴判決! 寺内大介弁護士が担当しました

ニュース2015.02.10

 県道くぼみでバイク転倒

 
 県に805万円賠償命令

 益城町の県道をミニバイクで走行中、路面のくぼみで転倒した女性(79)が、県に後遺障害の慰謝料など1116万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、熊本地裁は3日、県道の安全管理を怠った県の責任を認め、805万円の賠償を命じた。
 西前ゆう子裁判官は、転倒路面は当時、最大で深さ10㌢のくぼみがあり、幅約3㍍の走行車線をほぼふさいでいたと指摘。「現場は以前からくぼみが生じやすく、県は広範囲な舗装工事などを行うべきだった。危険なのは明らかで、安全性を欠いた」と判断し、県道管理に不備はなかったとする県の主張を退けた。
 女性は、2010年7月15日、益城町寺迫の県道を走行中、前輪がくぼみにはまり、転倒した。  
 県道路保全課は「主張が認められず残念。判決を精査し、控訴するかどうかを決める」と話した。(2015年2月4日 熊本日日新聞より)    

 判決に対するコメント(寺内大介弁護士)  
 県道の管理を怠った熊本県の責任を明確に認めた判決と評価できます。
 被害者が転倒事故後肩関節に障害を残し日常生活に支障を来しているにもかかわらず責任逃れに終始した応訴態度について、熊本県は、被害者に対し真摯に謝罪し、再発防止に全力を注ぐべきです。