「いま、なぜ原爆症か」からはじまり、熊本での取り組みや裁判について簡潔に書かれている。
Q&Aで記載されており、はじめて原爆症について読む人にもわかりやすい。
原爆は広島・長崎に投下されたのに、熊本で訴訟が提起された。この事実を伝えるために刊行された。
※寺内大介弁護士が主筆。
定価800円(税別)
ミナマタから「たたかい方」を学んだ。
それは、事実を科学的に浮かび上がらせ、その事実のもって社会に訴え、世論を巻き起こしたたかうというものである。
ノーモア・ミナマタ訴訟での「1000人検診」がまさしくその手法であった。国・行政がやろうとしない検診を、医師・医療従事者・支援者・弁護士がボランティアで実行し、被害を掘り起こしたことによって、被害の実態が社会的に浮かび上がり、国は動かざるを得なくなった。
福島では、何十年先に具体的被害となって現れるかもしれない。その意味で、ミナマタの教訓が活かされなければならない。
水俣病訴訟・原爆症訴訟に携わる熊本の弁護士たちが事故からわずか3ヶ月半後の2011年7月2日にシンポを開き、その1ヶ月後に出版されるというスピードである。この「速さ」も、熊本の弁護士たちから私たちに、「こう闘え!」と、新たな問題を投げかけられたという思いでいる。
(熊本県労連議長 楳本 光男、たんぽぽだより第5号、一部訂正)
※寺内大介弁護士が「まえがき」と「開会あいさつ」に登場!
定価1000円(税別)
原爆症認定訴訟熊本弁護団が出版したブックレット第2弾!
水俣病と原爆症の経験を東京電力福島第1原発事故の対応に生かそうと、原爆症認定訴訟熊本弁護団が、ブックレット「水俣の教訓を福島へ」の第2弾を出版した。賠償をテーマに昨年11月、熊本市で開いたシンポジウムの内容を収録している。
シンポでは、荻野晃也元京都大講師(原子核工学)と秋元理匡日弁連原子力プロジェクトチーム事務局長、馬奈木昭雄水俣病訴訟弁護団副団長、除本理史大阪市立大准教授(環境経済学)が登壇。
東京電力と国による全面賠償を訴えた。
徹底的な健康調査を求める熊本県弁護士会の声明なども収録。原爆症認定訴訟熊本弁護団の寺内大介事務局長は「チッソの分社化を許したようなことを原発事故で繰り返してはならない」と話している。
(平成24年1月27日熊本日日新聞、一部訂正)
※寺内大介弁護士が「まえがき」と「コーディネーター」として登場!
定価1000円(税別)
県原爆被害者団体協議会と原爆症認定訴訟熊本弁護団は、同訴訟の経過をまとめた単行本「裁かれた内部被曝(ひばく) 熊本原爆症認定訴訟の記録」を出版した。東京電力福島第1原発事故後、注目を集める内部被ばくの危険性を中心に、訴訟の意義を伝えている。
原爆症認定をめぐる集団訴訟は、2003年から全国17地裁で起こされ、国の認定基準を批判する原告勝訴の判決が相次いだ。熊本では原告32人のうち31人が勝訴した。
「裁かれた―」では、医師や弁護士らが県内の被爆者を対象に実施した健康調査など、訴訟の経緯を紹介。矢ヶ崎克馬・琉球大名誉教授(物理学)と熊本市の牟田喜雄医師が内部被ばくの危険性を解説している。
国は08年に認定基準を緩和したが、その後も却下が相次ぎ、熊本では2次訴訟が係争中。弁護団事務局長の寺内大介弁護士は「内部被ばくを軽視する国の姿勢は、今も変わらない。現状を伝え、原爆症や原発問題への対応を改めさせる力にしたい」と話している。
(平成24年8月10日熊本日日新聞、一部訂正)
※寺内大介弁護士が企画・編集!
定価1500円(税別)
ノーモア・ミナマタ訴訟が2011年3月に裁判上の和解で勝ち取った成果は画期的なものがありました。
このブックレットは、今回のたたかいの報告として出版されたものですが、水俣病の歴史、1~3次訴訟の争点と結果、そして、特別措置法の課題まで収録されています。ぜひ、ご一読下さい。
(水俣病闘争支援熊本県連絡会議 原田 敏郎、たんぽぽだより第5号、一部改訂)
※寺内大介弁護士が第3章「和解の内容と成果」を執筆。
定価800円(税別)
これは、人間の尊厳とは何か、
それを取り戻すには国家権力とどのような戦いを展開しなければならなかったのか、その普遍的な意味と残された課題は何か、といったことについて、弁護団の1人1人が思いと行動を綴るとともに、論証のための重要な原資料を収録した貴重な報告集だ。
ドキュメンタリーな通史と違って、そこには熱い呼吸と決意のある肉声に触れる感触がある。
読者は壮大な戦いの現場体験をしたような気持ちになるだろう。
(柳田邦男、ノンフィクション作家、評論家)
※寺内大介弁護士が第3章「法廷外での攻防」「9 全国連の結成、新潟との共闘」、第4章「和解の内容と成果」「2 判定から和解へ」とあとがきを執筆。
※橋本和隆弁護士が第3章「4 各地で繰り返された地域集会」を執筆。
※池上雄飛弁護士が第6章「ノーモア・ミナマタ弁護団に参加して」「1 決意の芽生え」を執筆。
定価2600円(税別)
常に患者に寄り添い、現場から事実を追求し続け、水俣病裁判勝利の歴史に残した不屈の足跡。原田正純医師の残したもの(本書の帯より)。
※寺内大介弁護士が「ノーモア・ミナマタ第2次国賠等訴訟の意義と展開」を寄稿。
定価1200円(税別)
弁護士・検事・裁判官の卵は何をしているのか。
激動の司法修習制度が手に取るようにわかる!
※寺内大介弁護士が企画・編集
定価1700円(税別)
中国人研修・技能実習生訴訟で熊本地方裁判所が奴隷労働を断罪!
※寺内大介弁護士がシンポのコーディネーターとして登場
定価1500円(税別)